私、店主の石川耕平と申します。
修業時代を経て、盛岡市に居宅を構え、開店したのが昭和48年。 開店後十数年間は、地元ハンター様がメインの顧客で、良い時代でもあり、当店の作品が高品質という口こみも幸いして、ピーク時代は狩猟期間中に加工注文数は、約1500羽を数えました。
しかし、法改正や、時代の流れもあり、ハンター数が激減、当店の顧客もハンターからの加工注文から、官公庁、博物館からの一完製作の依頼へとシフトしてきました。今回web上にて紹介している商品、作品は、公の注文に対応する為、仕入れた材料が多数含まれております。特に猛禽類は、1970年代後半より、中国よりの正式な輸入材料で、当時、私自ら、数百単位の同一個体から選別した超一級の材料で仕上げた作品です。
コレクション、標本としてだけでなく、大切な方への贈答品(世界で唯一なのですよ)に、気の利いたインテリアに。鳥の絵を描写する、又、バードカービングを造る際の美術教材に。精巧に復元された剥製がモデル(見本)として手元にあれば、本物により近い作品が思いのまま製作出来るのではないでしょうか?
写真や絵では平面的にしか観察出来ないし、色々な角度から見る事により、羽や毛の大小、各部分の凸凹、枚数まで、より精細な作品になる事でしょう。妥協の許さない美術家、製作者にぜひお勧めしたい。一部のマニア様だけではなく、今まで剥製に縁のなかった方などにも、もっと私の作品を知っていただきたい。
コレクション等なさらなくても結構!
小鳥の剥製を居間にひとつ、遠目で眺めながら一杯飲んでみてはいかがですか?
目の前にリアルな自然の景色が広がる事でしょう。
剥製を作りはじめたのが14才。
幼い頃より野鳥に興味を持ち、以後10年、独学にて試行錯誤をくり返しながら自己流で作り続ける。
24才の時、プロを目指し、生涯の業とするべく、全国でもトップレベルの実績をもつ東京の尼ヶ崎科学標本社に入社、10年間修業。
昭和51年、日本で初の剥製師団体が設立。日本剥製師協会へ入会。発足時のメンバーとなる。
又、同協会で毎年主催する剥製コンテストでは農林省 白井邦彦氏、上野動物園 中川志郎氏、国立博物館 今泉吉典氏など、錚々たる面々が審査員を務める中、昭和52年を始め、剥製師協会会長賞を5度受賞(事実上日本一)、以後、コンクールの参加からは退き審査員へ。
しかし、協会サイドとの方向性の違いから脱会。
以後、独自路線を歩み、現在に至る。
Copyright (C) 2008- Ishikawahakuse. All Rights Reserved.